外国人留学生をアルバイト採用するときの5つのポイント

外国人留学生のアルバイト採用をする場合に、法律上気を付けなければならない点を紹介します。

1.在留資格(ビザ)と資格外活動許可

留学生をアルバイト採用する場合、資格外活動許可を持っているかを確認します。

留学生は在留資格「留学」という法律上の資格を取得しています。この在留資格は日本で学ぶことを目的としています。そのため、原則、働くことができません。

ただし、資格外活動許可を取得している場合は、週28時間以内で働かせることが可能です。

それでは、確認方法について紹介いたします。

在留資格の確認方法

在留資格の確認は、在留カードで行います。在留カードは、自動車運転免許証とほぼ同じ大きさの証明書です。

面接時に在留カードを見せてもらい在留資格、資格外活動許可、在留期限、申請状況を確認しましょう。在留カードはコピーではなく、原本を確認するようにしましょう。コピーは偽造が容易にできるため注意が必要です。

①在留資格と資格外活動許可

在留カード表面の在留資格が留学生となっているか確認します。次に、在留カードの裏面の下に資格外活動許可欄に「許可:原則週28時間以内・風俗営業等の従事を除く」のスタンプが押してあるか確認します。

②在留期限と申請状況

在留期限を過ぎていても、在留カード裏面の申請状況が「在留期間更新許可申請中」又は「在留資格変更許可申請中」のスタンプが押してあれば、申請の結果が出るまで又は在留期限から2月以内は現在の在留資格は有効となります。

2.業種

風俗営業以外の業種であれば、外国人アルバイトを採用することができます。

そのため、性風俗、キャバクラ、ホストクラブ、パチンコ屋、ゲームセンターなどの風俗営業は留学生を雇うことはできません。

また、風俗営業かどうか判断に迷う、ガールズバーやメイド喫茶は風俗営業とされていませんが、業務の実態が風俗営業と判断される可能性の営業実態もあるので注意しましょう。

3.労働時間

留学生アルバイトは週28時間以内の労働が原則です。例外的に、夏休みや冬休み等の、学則で定められた休業日は、週28時間を超えて労働することが可能です。

法令上は学則で定めた休業期間となっているため、本人の申告ではなく、学校へ休業期間を確認することが大切です。

外国人留学生の中には、単位をすべて修得したから、もう学校に行かなくても大丈夫と言う人もいます。採用会社として、しっかり労働時間を管理しましょう。

4.ハローワークへの届出

外国人アルバイトを雇用したあとは、ハローワークへ外国人雇用状況届出書を提出します。届出を怠ると、30万円以下の罰金が科されます。

様式は、ハローワークや労働局のホームページからダウンロードすることができます。

5.雇用開始後の在留資格(ビザ)更新チェック

在留期限前には更新申請をしているか確認をします。在留期限を過ぎている場合でも、在留カード裏面の申請中欄にスタンプが押されているかチェックします。

学年が上がる時期には、学生証を確認し、学籍があるかも確認しましょう。留学生の中には学費を支払うことができず、除籍されていることがあります。その場合、資格外活動許可があったとしても、本来の活動(学校で学ぶ活動)である留学生として認められません。つまり、日本へ在留していることが不安定な状況となります。このような場合、行政書士等の在留資格申請の専門家に相談することをおすすめします。

もし、違法に働かせていると、会社や代表者に罰則が科されることがあります。「知らなかった」では済まされません。外国人労働者の管理を徹底しましょう。

まとめ

以上、外国人留学生をアルバイトで雇うためのポイントを解説しました。外国人の雇用管理をすることで、外国人は安心して仕事をすることができます。外国人自身も安心しますし、会社も労働力の確保ができます。Win-Winの良い関係を構築しましょう。